(2016/5/12 ねこさん⇔菊池さん)
ね🐈
素晴らしい解説。どうか菊池さん流の解説のコツを教えていただけないでしょうか?
・反バチカン・イエズス会四天王
・エキュニズム(旧教維持派を否定)
・選帝侯(アンチ教皇)
・グノーシス(神との合一OK)
・新プラトン主義(神との合一OK)
の説明の仕方で困っています。
↓
菊❁
思想哲学的な分類は「実体」観を基準にしています。
①実体を認める思想か②実体を認めるならば人間の内か外か、あるいは両方に置くか③複数実体を認めるならそれらの関係はどうか
「実体」を外に置く派が一神教、内に置く派が理性崇拝やグノーシス主義、内と外に置いたうえでそれらが「合一する」とするのが神秘主義者、と分類・整理しています。思想を分類する基準を設けると、それらに基ずく思想派閥の対立構造も自ずと整理される気がします。
↓
ね🐈
実体の内外と一致可能かの分類、お見事です。
知識も論理的思考もない陰謀追及者(特に主婦)にとって「わかりやすさ>中身」なので悩んでいます。「実体」についていかに説明するかと、先述のバチカンの利権を奪ってきた四天王についていかに学ぶ気を起こしてもらうかです。
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菊❁
「実体」は哲学上の用語です。「存在するのに他の存在を必要としない存在」「それ自体で存在している存在」の意味です。キリスト教のゴッドの観念はまさにそのようなものです。
西洋の思想派閥は大きく、「バチカン VS それ以外」の両建構造、と大きく分類・整理できると思います。そこを前提に「それ以外」の具体的な中身に、プロテスタント、神秘主義やグノーシス、プロの後援者=選帝侯、メーソンのエキュメニズム運動が配置されます。
西洋にはバチカンという強大な権力組織がまず存在し、そこに対抗するアンチ勢力との両建構造によって、西洋史が規定されているのだと思います。この基本構図をまず頭に入れておくと「アンチ勢力」の具体的な中身が複雑でも、混乱せずに理解しやすくなる気がします。
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